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免疫のメカニズム


 ガン免疫に関わっている免疫細胞にはマクロファージ(大食細胞)やキラーT細胞(細胞傷害性丁細胞)、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)などがあります。
 また、これらの免疫細胞が活発に働く上で欠かせないのが「生理活性物質」と訳されるサイトカインです。
 ガン免疫に関わる抗ガン性サイトカインの代表は、インターロイキン12(IL-12)やインターフェロン・ガンマ(IFN-γ)、および腫瘍壊死因子(TNF-α)などです。
 サイトカイン(生理活性物質)は、細胞が産生するタンパクのことです。このタンパクに対応するレセプター(受容体)を持った細胞に働きかけて、細胞の分化や抑制などの働きかけをしています。ガン免疫システムの調節をはじめ、複雑なネットワークにかかわっていて、生体の恒常性維持(ホメオスターシス)に不可欠な物質なのです。

 さて、ガン細胞を直接攻撃するのはリンパ球などの免疫細胞ですが、それには細胞を活性化する必要があります。いうなれば“元気づげ’てやるのですが、その役目を担っているのがサイトカインにほかならないのです。


免疫の枯渇はサイトカイン不足

 インターロイキン12(IL-12)やインターフェロン・ガンマ(IFN-γ)などのサイトカインを作り出す素材がアミノ酸ですが、ガンが進行すると、この素材の枯渇(欠乏)が起ります。
 サイトカイン産生に不可欠な素材の枯渇(欠乏)は、すなわち“免疫力の枯渇現象”と呼んでもいいのでしょう。
 免疫の枯渇が起きると、抗ガン性サイトカインが減り、ガンに対する免疫力が低下していきます。ガン免疫をより確実なものにするためには、免疫枯渇現象をいかに解決するかが重要になります。


免疫調節性”の概念が必要

 ガンに罹った人は当然、免疫力が弱い、そのため免疫力を高めてやればガンが治るというのが通説です。

 ところが、ガン末期になると‘‘悪液質”になってげっそりやせる人が何%かいます。そういう人の免疫を検査すると、ガンに悪いサイトカインとともに、抗ガン性のサイトカインであるIL-12やIFN-γもどっと増えているのです。

 ガンの末期に、抗ガン性のサイトカインが多く産生・放出されるのは矛盾のように思えますが、現実にはこういう‘‘免疫が暴走する”ケースもあるのです。

 暴走するとは、局所のガンとリンパ球が反応し過ぎて、リンパ球が‘‘超酸化状態”に陥っていることです。こういう状態のときにリンパ球刺激型のキノコ系免疫食品を使うと、かえって酸化状態が助長されます。それよりは、抑える、すなわち“免疫を調節する”という概念が必要になります。

 “免疫調節性’’とは、リンパ球が「酸化型」に傾いた状態を「還元型」に戻そうとする作用のことです。
 ガン末期には免疫力が下がるのが通常ですが、悪液質になった人は免疫が暴走して、ガンに良いサイトカイン(Thl系)も、ガンには良くないサイトカイン(Th2系)も異常に出てくるようになります。
 【日本大学医学部第一外科の柴田昌彦先生らの「がん患者における免疫不全の機序」(『臨床免疫』2000年4月号)でも、「ガンの末期には、いままでの一般的な常識からは逆説的でさえあるサイトカインの活性化がある」旨を述べられております。】
 このように免疫に働きかけるといっても、①免疫力が低い状態のときは高くする、②暴走しているときは酸化型を還元型にかえて調節する、といった二面性を持つことが理想的な免疫食品ということになります。
 キノコ系免疫食品は免疫刺激型ですから、ふだんからガン免疫力が低い人には好都合ですが、免疫が暴走している人には逆効果になります。


ガン免疫治療の「アメ」と「ムチ」

 これまで述べたように、キノコ系免疫食品は、リンパ球(ガン細胞を排除する免疫担当細胞)に刺激をあたえて、抗ガン性サイトカインの産生を劇的に増やす作用をもっています。

 リンパ球やマクロファージなどの免疫担当細胞は、キノコ系多糖類のグルカンに刺激されると、あたかも「ムチ」で打たれたかのように盛んにサイトカインを産生・放出するようになります。
 しかし、ムチだけではリンパ球を持続的、継続的に活性化させることはできません。ムチで叩いて「働け、生産しろ」といっても、食事をあたえなければ息切れしてしまうのも、当然のことでしょう。


素材を提供する

 素材を提供するには、免疫担当細胞が産生する抗ガン性サイトカインの素材となる物質を補給します。その役割をになうのが、 多糖類アミノ酸複合体です。これらがリンパ球などに素材を提供してこそ、抗ガン性サイトカインの長期間効果的な活動が出来るようになります。

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